(2001オーストラリアトラベルマニュアル参照) |
オーストラリアは南半球にあるため、日本とは季節が逆になります。また、広大な国土のため、地域によって気候が異なります。ケアンズは年間を通じて温暖なので軽装でも大丈夫。日差しが強いので、サングラスや帽子をお忘れなく。ブリスベーンやゴールドコーストも一年中温暖ですが、朝夕は涼しくなりますので、上着をご持参下さい。シドニーやキャンベラは四季がありますが、7〜9月は湿度が低く快適なシーズンになります。メルボルンもシドニーなどと同じような気候ですが、夏(12〜2月)でも夜間は冷え込むので、セーターやジャンパーは不可欠です。 |
オーストラリアの東部の都市(ケアンズ、ブリスベーン、シドニー、キャンベラ、メルボルン等)では日本より1時間早く、中部では日本より30分早くなっています。また西部は日本より1時間遅いです。ただし上で挙げた東部の都市では、毎年10月最終日曜日から翌年3月最終日までは夏時間となり、時差は2時間となります。(今年に限り、夏時間は8月末よりスタートしています。) |
●出発前に国内で両替しておくと便利です。ただし、硬貨への両替は現地に着いてからでよいでしょう。 ●盗難などの場合を考えて、一度に多額の現金を持ち歩かないようにします。出発前にトラベラーズチェックや国際クレジットカードを用意しておけばさらに安心です。 ●トラベラーズチェックは現金と同様に使えますが、使用の際にはサインが必要なため、紛失して他人に使われる心配がほとんどありません。ただし、サインと同時にパスポートの提示などを求められる場合もありますので、煩わしさを避けるには一日に必要な分ぐらいをホテルのフロントなどで現金化しておくとよいでしょう。 ●日本の銀行ではオーストラリア・ドル建てのトラベラーズチェックを扱っていないこともあります。その場合は円建てのものを準備してください。 ●両替は現地のホテルや両替所でも可能です。ただしホテルのフロントでは、両替金額の上限が100ドルまたは200ドルぐらいに設定されているのが普通です。 |
オーストラリアでは原則的にチップは不要です。ただし一流レストランなどでは料金の10%くらいのチップをはずむこともあります。ホテルでも、ベッドの枕元に1ドルくらいのチップを置くのが習慣です。また、タクシーでもお釣りの端数をチップとして払うとスマートでしょう。 |
オーストラリアならではのお土産としておすすめなのは、羊やカンガルーの皮革製品です。品質も良く値段もお手頃です。その他には、全世界の産出量の約95%を占めるオパールが有名。人気が高いのはブラック・オパールです。じっくりと時間をかけて品定めしたいですね。 それから、オーストラリアの有名なアーチストであるケン・ドーンのTシャツなども明るい雰囲気のイラストが大好評ですし、蜂の巣から作られる健康グッズ「プロポリス」シリーズは、特に女性の間で人気が高まっています。 |
■オーストラリアへの持ち込み制限 オーストラリアは食べ物の持ち込みに関して大変厳しい国です。基本的には食べ物は持ち込みできないと考えていいでしょう。必要なものは現地で調達しましょう。なお、酒類は1リットルまでの持ち込みが無税で許可されています。 |
(ニュージーランド観光局トラベルマニュアル参照) |
四方を海に囲まれ、温暖な西海岸性気候に恵まれたこの国は、南半球に位置するため、季節はちょうど日本とは逆になります。1年の気温差が9度程度と少ないため、日本のようにはっきりとした四季の変化はありませんが、分けるとすれば9〜11月が春、12〜2月が夏、3〜5月が秋、6〜8月が冬となります。1日の気温差が大きく「1日の中に四季がある」と言われています。南半球は北に行くほど暖かくなるため、北島オークランドの北にあるノースランドが最も暖かい都市です。オークランドでは最も暑い2月の平均気温が約20〜25℃、最も寒い7月の平均気温は約8〜14℃と、年間を通して過ごしやすい気候です。南島では、南部や山間部の冬はかなり冷え込みます。クライストチャーチの2月の平均気温は約16℃、7月は約6℃。 全国的に朝夕や夜間は夏でも冷え込むため、どの時期であれ、ジャケットや厚手のシャツなどは必要です。山岳地帯や南島南部に行く場合は、冬であれば十分な防寒対策が必要となります。 ●年間を通して欠かせない衣服類 長袖のセーターまたはカーディガン ウインドブレーカーまたはレインコート ウォーキングシューズ 折りたたみ傘/長ズボン |
日本との時差は通常3時間ですが、日照時間の長い夏季期間には夏時間制(Daylight Saving Time)が導入されるため、時差は1時間進み4時間となります。夏時間への切り替え日は毎年異なりますが、基本的に10月第一日曜日から翌年の3月第3日曜日。 なお、日付変更線がすぐ東を通っているので、世界で最も早く日の出が訪れる国です。 |
●ニュージーランドではかなりの場所で日本円が使えますが、念のため多少のトラベラーズチェックも用意すれば完璧です。わざわざ米ドルを準備する必要はありません。 ●トラベラーズチェックは現金と同様に使えますが、使用の際にはサインが必要なため、紛失して他人に使われる心配がほとんどありません。ただし、サインと同時にパスポートの提示などを求められる場合もありますので、煩わしさを避けるには一日に必要な分ぐらいをホテルのフロントなどで現金化しておくとよいでしょう。 ●日本円から現地通貨への両替には、銀行(空港内にもあり)や市中の両替商を利用します。都市部の両替商は夜遅くまで営業していることもあり、便利です。 ●一般にホテルでの両替レートは、銀行や両替商で行う場合に比べて利用者に不利になることが多いようです。ただし、時間を気にせず使えるなどの利点もありますので、スケジュールや懐具合と相談しながら使い分けましょう。 ●盗難などの場合を考えて、一度に多額の現金を持ち歩かないようにします。 |
チップは原則として不要です。ただ、例えば重い荷物を運んでもらった、親切にしてもらったなど、特に世話をかけたという場合には、感謝の気持ちを表すために心づけを渡すことは一向にかまいません。 |
緑の牧場が広がるニュージーランドのお土産といえば、何といっても良質の羊の毛皮を用いたさまざまな製品が代表的です。また、牛皮や鹿皮の製品やグリーンストーンやパウア貝で作られたアクセサリー、マオリの工芸品も人気があります。 ■シープスキン(羊の毛皮) 厳選された羊の皮を数十段階の皮なめし技法によって処理したもの。敷物にしたものが一番ポピュラーで、椅子にかけたり、カーシートにしたり、絨毯代わりに床に敷いたりなどして使えます。色・大きさとも豊富なので、用途に合わせて選べます。 ■ウール製品 羊の国だけに、良質な純毛製品が揃っています。セーター、帽子、マフラーなどのお値打ち品がいっぱい。都市部などにはニット専門店もあり、手編みのセーターなどが豊富です。 ■グリーンストーン 文字通り「緑色の石」で、俗にニュージーランド・ヒスイと呼ばれます。マオリが武器などに加工して使っていただけに硬質。現在では、マオリの伝統的なデザインで、カフスやタイピン、ペンダント、ブローチ、イヤリング、指輪などのアクセサリーに加工されています。オーソドックスなものからユニークなものまで種類もさまざまです。 ■マオリの木彫り工芸品 伝統的な技術によって生み出される精巧な木彫品が代表的なマオリの工芸品です。マオリが海洋民族であったことをしのばせるカヌーや船具のミニチュア品、ワハイカ(平たい棍棒)、テコテコ(マオリの神の像)、ティキ(胎児の形をした人形。マオリの幸運のお守り)、さらには散歩用のステッキや灰皿、シガレット・ボックス、ペーパーナイフなど、装飾品から実用品までさまざまです。麻で編んだ手さげやカゴもマオリ独特の工芸品です。 ■ワイン 近年、人気が高まってきたお土産品がニュージーランド・ワイン。特にフルーティで口当たりの爽やかなキーウィフルーツ・ワインが好評です。 |
代表的なショッピング・アイテムは免税店やお土産品店で揃います。価格も日本と比べて安く、専門店ではニュージーランドのオリジナル・ブランド商品の品揃えが豊富です。特に質の高さで世界的に有名なアウトドア用品は専門店で吟味したいものです。大都市に数件ある大型デパートには、生活雑貨から衣料品、化粧品、インテリアなどが揃っています。また、地元の人が利用するスーパーで食料品などを購入するのも楽しいものです。 |