【本年度分析】 |
本年度は、全科目とも例年と同様の出題傾向であり、標準問題中心だが応用力を要する問題設定も含む内容であった。 |
【来年度対策】 |
まず、標準レベルの問題を正確に解く力を養っておくこと。その上で、典型的な問題を用いて十分な演習を行うことが不可欠である。また、難問や見慣れない設問では思考力が試されるため、科学現象が起こるプロセスを理論的に理解しておく必要がある。そのため、発展問題にもできるだけ多く取り組み、科学的思考力を鍛えておこう。 |
《物理》 |
数式の結果のみを答える設問が大半だが、導出過程や描図も出題されることがある。大問3題のうち、2題は力学と電磁気からの出題が定着している。力学は問題設定が複雑なケースが多い。また、長文で融合問題の形式が多いので、短時間で整理し、総合的に考える力も必要である。 |
《化学》 |
答のみを記入させる設問が大半を占め、出題分野は全範囲に及ぶ。大問5、6題のうち、有機から2題程の出題で、詳しい知識も問われる。他は理論が多く無機は少ない。理論では、設定が難しい問題や煩雑な計算が多いので、特に滴定、気体、反応速度などの計算問題対策を強化しよう。 |
《生物》 |
例年20~100字程度の論述問題が5~10題ほど出題される。典型問題に加え、教科書外の題材を用いた実験結果や観察から分析・考察させるものもある。出題分野では遺伝が必出で、代謝、反応と調節が頻出。また、各分野の融合問題が多いので、生命現象を総合的に捉える力が必要である。 |
《地学》 |
地学現象の理由説明や計算過程が問われるので、基本概念の十分な理解が必要。地球と気象が必出である。 |
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